2022年から2023年の冬は本当に「電気代の高騰」に驚かされました。
そして2023年から2024年の冬。
今年も寒い冬がやってきます。
高い電気料金もやってきます。
そこで昨年私がやってみた「蓄熱暖房機の設定で節電した」結果です
【LIFE】電気蓄熱暖房機使ってみた感想(電気代・暖かさ・メリット/デメリット)
我が家の状況と冬の気候
4人家族(夫婦共働き・小学生1・中学生1)
オール電化(築10年以上)
冬の暖房器具は「蓄暖・ホットカーペット・エアコン」
リビングエアコンはリビングに人がいれば就寝する直前までついている状態
中学生1も自室のエアコンは在室時はつけている
就寝時はいずれもエアコンオフ
ホットカーペットの使用頻度は少なめ
私の住む富山市は例年12月から2月は特に寒さが厳しく気温が氷点下を下回ることも少なくありません。また積雪も30cmを超えることは珍しくありません。
例年の設定と変更した設定
例年の設定と2022年12月からの設定・電気使用量・電気料金を表にまとめてみました
※「予約」モード時、はあらかじめ決めた時刻(日中の不在時など)に設定温度を3℃(設定可)下げて保つ仕様
※「通常」モードは設定温度を保つ運転をする仕様
※使用量・電気料金の()内数値は前年同月分
蓄暖の設定 | 蓄熱量 [%] | 設定温度 [℃] | モード | 使用量 [kWh] ()内は前年同月 | 電気料金 [円] ()内は前年同月 | 備考 |
例年の設定 ※2021年まで | 80 | 25 | 予約 | 3080 ※居住後最大 | 47,195 ※当時最大 | |
2022 12月から1月 | 100 | 25 | 通常 | 2865 (3080) | 71,829 (47,195) | |
2023 1月から2月 | 60 | 28 | 通常 | 2362 (2785) | 44,102 (44,517) | 負担軽減策あり |
2月から3月 | 40 | 28 | 通常 | 2055 (2813) | 38,155 (45,407) |
例年
例年はリビングから続く和室までも間仕切りせずに開放した状態で冬を過ごしていました。
特に寒い時は和室・リビングで2台のエアコンを稼働させることもあったので、使用量が多かったものと思います。今思うと効率が悪かったなと感じます。
蓄暖をやや抑えめ(25℃設定)でエアコンをガンガン効かせた方が温かく過ごせるのでは?と、試験的にやっていたのもありましたが結果としては電気使用量が多くなっていた感が否めません
また効果のほども期待していたほどではなかったと感じます
2022.12月から2023.1月の設定
2022年12月からは例年の蓄暖設定を変え、和室とリビングを仕切ってリビングエアコンだけを稼働するようにしました。蓄熱量は100%で設定温度は25℃としました。
蓄熱量…80%→100%
設定温度…25℃のまま
結果使用量は昨年同時期3080kWh(過去最大)だったのが、7%ダウンの2865kWhになりました。
ですが、電気代の上げ幅が大きく、負担軽減策も効いていない時期だったため電気料金は過去最高額である
71,829円(汗)
を叩き出す結果になっています。
2023.1月から2月の設定
燃料費調整額について電力会社へ直接問い合わせた際にアドバイスをいただいたので、蓄暖の蓄熱設定を下げてみました。
蓄熱量…100%→60%
設定温度…25℃→28℃
例年1月から2月末頃までが寒い時期になるのですが、結果的に使用量は2362kWhとなりました。
使用量は減りリビングで過ごす感覚は例年と変わらないと感じました。和室との間仕切りも効いていると思われます。
またリビング階段に冷気を遮断するための簡易カーテンをしたのも効果があったと考えられます。※その後DIYでロールスクリーンを正式に取り付けました。今冬その効果が試されます。
ビビり男のDIY【ロールスクリーン取り付け編】冬場に階段から降りて来る冷気を遮断する!
2023年2月から3月の設定
まだまだ寒さが厳しい2月から3月ですが、ここで更に蓄熱量を落としてみました。
蓄熱量…60%→40%
設定温度…28℃のまま
結果使用量はまた下がって2055kWhとなりました。まあ当然と言えば当然ですがよかったです。
電気・ガス価格激変緩和対策は?
さて今冬ですがやはり気になるのは政府の補助制度である「電気・ガス価格激変緩和対策」の延長とその内容ですが、
電気・ガス価格激変緩和対策(負担軽減策)は9月末までの期間を延長して年末までになるそうです
(追記:2024年4月末までに延長になりました!詳細はこちらを参照下さい)
ありがたい!いや~ほんとにありがたい話なんですが、
年末からが電気使用量は
グッと上がるんだけど!!
2024年4月までに延長になりました!
詳細は下記参照
しかも1kWhあたり3.5円の値引きです。
9月分までは7円値引き、10月分は当初から半額の3.5円値引きだったので半額での継続ということになります。しかも年末まで。ちょっと厳しいな…(追記:2024年4月までの延長が決定しています。)
詳細はこちらから
おわりに
今回は昨冬の蓄暖設定とその結果、そして今冬の「心構え」についてでした。
結果、蓄暖の設定次第で節電効果あり!
例年だと蓄熱量を高めにしていたのですが、かなり下げても暖かさはさほど変わらなかったと感じました。就寝前に蓄暖本体を触ってみてもほんのりとまだ暖かいので、蓄熱量も足りていると分かります。
完全に蓄熱を使い切ってしまうと本体が冷たくなってしまうので、蓄熱開始前の毎日22時頃に一度本体に触ってみて蓄熱量を調整してみるといいと思います。
ただし蓄暖の設定だけでは正直、快適な暖かさを保つことができないので「空間を仕切る」「冷気を遮断する」と言った工夫も効果があったと感じます。※住宅性能や間取りでも大きく影響するところです(高気密高断熱など)
そして今冬は、このままでいけば政府による補助政策はさほど期待はできません。あったにしても今冬の電気代も高くなることは必至です。出来ることは何でもやって節電を心掛けたいです。
ただし、快適性を失わないこと!
これ大事!
本記事が何かの参考になれば幸いです
今回は以上です、ありがとうございました!
コメント