12~1月になって寒くなり暖房を電気・灯油・ガスで使用しているご家庭では1月の電気料金に大変驚かれたんではないでしょうか?我が家でも7万円を超える電気代の請求がきました。
覚悟はしていたもののやはり驚きました。
そして2023年4月には契約内容の変更(値上げ)も決定しております
契約内容が変わるという案内も届いていました。
その内容について私なりに調べてみました。
我が家の電気料金プランは?
- 北陸電力の「エルフナイト10プラス」(季節別時間帯別電灯Ⅱ)
※夜間の電力が安いプラン(22時~翌8時まで) - 付帯する割引「エルフⅤあったかプラン」
- 契約容量9KVA
という電気料金プランです。2013年にオール電化の一戸建てに引っ越したときからこのプランです。
今回はこのプランでの契約内容について調べてみるので、各ご家庭での契約内容、料金プラン・割引プラン等によっては当てはまらない場合もありますので、ご承知おきください。
電力量料金推移
電力量料金の推移について少し調べてみました。
「エルフナイト10プラス」での時間帯別でみる電力量料金についてです。
また基本料金については値上がりはしていません。
まずは時間帯について
時間帯について
「エルフナイト10プラス」では時間帯によって使用量料金が異なっています。時間帯の詳細はこのようになっています。
2022年4月1日から(現在まで)の料金
次に2022年4月1日から現在までの料金案内の内容で、現在の料金についてです。
2022年 3月31日まで | 2022年 4月1日以降 | ||
電力量料金 (1kWhにつき) | 夏季昼間 | 34円57銭 | 33円07銭 |
その他季昼間 | 31円54銭 | 30円04銭 | |
朝夕 | 22円20銭 | 22円20銭 | |
夜間 | 11円09銭 | 12円07銭 |
お?昼間の電気代安くなって、夜間が高くなったのか!
と思われるかもしれませんが「エルフナイト10プラス」は夜間がお得になるサービスなので、共働きの我が家としてはこのプランでの旨味が減少する変更内容です。
また金額としてみれば1円程度と思われるかもしれませんが、割合でみると夜間の値上がり率は、
12円07銭÷11円09銭=1.088…
なので
約8.8%の値上げ!と言うことになります
時間帯でみても夜間の使用量が圧倒的に多いのが我が家です。
我が家では毎月の全体の電気使用量の約6~8割が夜間での使用です。(冬季は特に「蓄暖」の蓄熱があるので使用量が多いです)
【LIFE】電気蓄熱暖房機使ってみた感想(電気代・暖かさ・メリット/デメリット)
例として2022年1月の時間帯別使用量は、3080kWhでしたが内訳としては
圧倒的に夜間の使用量が多いことが分かります。理由としてはやはり「蓄暖」そして「電気温水器」になると思います。
そしてこのとき当時としては最高額である電気料金
「4万7195円」を叩き出しました(汗)
詳細についてはこちらの記事で
ちなみにこの時に割引プランである「エルフVあったかプラン」の割引についても割引率が減少してお得感が減少しました。
と、ここまでが現在の電気料金についてのおさらいとなります
次にいよいよ2023年4月1日からの料金案内についてです
2023年4月1日からの料金
2023年4月1日からの料金案内は下記のようになっています
現行 | 2023年 4月1日以降 | ||
電力量料金 /1kWhにつき | 夏季昼間 | 42円71銭 | 41円72銭 |
その他季昼間 | 39円68銭 | 41円72銭 | |
朝夕 | 31円84銭 | 35円67銭 | |
夜間 | 21円71銭 | 25円72銭 |
ちなみに今回の改定でも割引プランである「エルフVあったかプラン」の割引については割引率が減少してお得感が更に減少しています(詳細は省略)
と、ここで
あれー!この電力量料金はさっきみた現行料金と全然単価違うじゃーん!!!
案内状によると「現行料金単価は2022年7~9月の平均燃料価格による燃料費調整単価を含んだものです」との文言が。
え?じゃあ2023年4月1日からの料金にも燃料費調整単価を含んでるの?
7~9月の平均燃料価格による燃料費調整単価っていくら??
と、疑問が出てきたので早速メールにて問い合わせました。
メールにて問い合わせとその回答
気になったのは
①2023年4月以降は「燃料費調整単価」を含んでいるのか?
②平均燃料単価っていくら?
この2点です、以下に問い合わせた内容についていただいた回答メールを載せます。メールの前に電話にて回答もいただきました。
〇〇さん、ご丁寧にありがとうございました!
原文そのまま(一部伏字あり)
●●様
いつもお世話になっております。
北陸電力の〇〇と申します。
先日連絡させていただきました内容についてメールにて
回答させていただきますので、以下を確認くださいますよう
お願いいたします。
【質問内容】
①2023年4月以降からの電力量料金については
「燃料費調整額を含んでいない料金」なのでしょうか?
⇒「燃料費調整単価を含んでいない料金」となっております。
今回の料金改定につきましては、現状の燃料費調整単価を含めた
うえで新たに算出しておりますが、4月以降新たに定めた燃料費調整単価を設定いたします。
②なぜ燃料費調整額は毎月上がっているにも関わらず、7月から9月の
平均燃料価格による燃料費調整額を含んだ単価の掲載をしたのでしょうか?
また燃料費調整額の7月から9月の平均燃料価格による燃料費調整額とは
いくらですか?
⇒7月から9月の平均燃料価格による燃料費調整額については、ご案内
させていただきました直近の「12月分」燃料費調整単価をさしております。
単価につきましては、1kWhあたり「9円64銭」となっております。
以上、ご確認くださいますようお願いいたします。
よって、
まとめると
①4月以降の電力量料金については「燃料費調整単価」は含んでいない!
②燃料費調整単価は1kWhあたり「9円64銭」である
つまり「現行料金とはすでに9円64銭が含まれた料金」となっている!ということです。そして4月以降は「4月以降新たに定めた燃料費調整単価を設定いたします」という一文から
4月からの新料金として支払うのは
「電力量料金+燃料費調整単価+その他(基本料金・消費税など)」
となりそうです。支払う項目としては今までと変わらないということです。
改めて料金案内を見てみる
改めて料金案内をみてみると、
現行 | 2023年 4月1日以降 | ||
電力量料金 /1kWhにつき | 夏季昼間 | 42円71銭 | 41円72銭 |
その他季昼間 | 39円68銭 | 41円72銭 | |
朝夕 | 31円84銭 | 35円67銭 | |
夜間 | 21円71銭 | 25円72銭 |
「夜間」が上がるのが負担になるのは勿論なのですが、「朝夕」の時間帯についても上がっています!
これもかなりの痛手になりそうです。
含まれている「燃料費調整単価 9円64銭」を引いて計算してみるとその値上がり率は、
朝夕では、
現行「22円20銭」から新料金は「26円03銭」になり
26円03銭÷22円20銭=1.172…
朝夕は約17%の値上がり!
夜間はもっと悲惨で、
現行「12円07銭」から新料金「16円08銭」となり
16円08銭÷12円07銭=1.332…
夜間は約33%の値上がり!!!
となります。
やばいです、ビビります。
おわりに
新料金での2023~2024年冬季のシミュレーション結果は以前にも載せていましたが、実際には「燃料費調整単価」次第でもっと上がる可能性もあります。
来冬のシミュレーション結果についてはこちらの記事で、
逆に新たな政府の支援策が発表されれば、軽減される可能性もあります
ですが、何事も悪い方に考えておいた方がいいと思います
私は今冬の電気料金は政府の「負担軽減策」でかなり厳しいながらもなんとか持ちこたえられると思いますが、来冬が非常に不安です
ですが、生活のスタンスは変えず「無理せず・工夫して・快適に」過ごしていきたいと思います
今回は以上です、ありがとうございました!
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