ビビりな私ですが納得いかないことは、正当な理由をまとめあげて提案しています。
今回はそんな私が職場で着用する制服に名札をつけないように提案し、それが採用されました。
最近の時事ネタも盛り込みながら、その経緯や理由を語りたいと思いますので、ぜひ最後までお付き合いください。
まずは、なぜ私がそんな提言をしたのかという背景からお話ししましょう。
プライバシー保護の重要性
皆さんもご存知の通り、プライバシーの問題は今やどこにでもあります。特に、SNSの普及によって個人情報が簡単に流出する時代です。ちょっと前には、Facebookの個人情報流出事件が大きなニュースになりましたよね。何百万人ものユーザー情報が外部に漏れてしまい、大問題となりました。これを受けて、世界中でプライバシー保護の意識が一段と高まりました。
そんな中、私の働く会社で「社員のプライバシー保護」に対する意識低くない?と気づいたんです。「あれ?私たちの名札って結構リスクじゃない?」と。
名札のリスク
私の会社ではほとんどの社員が名札をつけるのが基本ルールでした。お客様対応の部署だけでなく、全ての部署で名札をつけることが当たり前でした。これは一見すると、社員同士のコミュニケーションを円滑にするためには良いことのように思えます。しかし、そこに落とし穴がありました。
外部からの視認リスク: 名札にはかつてはフルネームが書かれていましたが、現在では苗字のみが制服(作業着)に刺繍されています。これが通勤中や外出時に見えてしまうことがあります。最近では、特に女性社員がストーカー被害に遭うケースが増えており、苗字とはいえ知られることでリスクが高まる可能性があります。
ところが!営業職は公共の交通機関を利用するとの理由で無記名でした。※小さな会社なのでほとんどの人が自家用車・自転車通勤なのですが、営業職は客先訪問・出張等で電車・飛行機の利用があります。
いやいや、私たち技術職の人間も出張が多いので作業着(制服)のままで車の移動があります、同様に外部から視認のリスク大いにあります
提案書の投稿
そこで、私は「名札(刺繍)を廃止してください」という提案書を社内の「ご意見箱」に投稿しました。
具体的な内容としては、
(原文まま)
現在、営業職者は「電車に乗るのでネームなしのシャツを着用」しています。これは個人情報の保護・プライバシーの観点からだと思いますが、同様に現場職社員も出張時には作業着を着用し人通りの多いところに赴くことがあります。
よって現場職の人間にも個人情報・プライバシーがありますので、保護観点からネーム刺繍の廃止を希望します。
※同様に社名についても「目立たなく」刺繍するのが望ましいと考えます。
「社員の個人情報・プライバシー保護」と、それっぽく書いてはいますが現場職者と営業職者を差別しているようなこれまでの対応にも怒りを込めて書いてやりました。
さて、伝わりますかな。
提案が採用された!
こうして、私の提案は見事に採用されることになりました!会社全体で名札(刺繍)を廃止し、無記名の制服が支給されることになりました。
社員の反応
出張要員の社員からの反応は特に良かったです。
「今まで外出時は刺繍の部分を隠してたりして、面倒だったから無くなってよかった。」との声もありました。
そして総務の方からも意外な声が…
「刺繍1か所に付き数百円の費用も掛かっていたし、刺繍してしまうとサイズ変更等の使い回しが出来なくて困ってたんだよね、言っていただいてありがとうございます」
との声がありました。
残念ながら「社名を目立たない刺繍にする」と言う提案までは採用されませんでした。
おわりに
今回の提案を通じて、プライバシー保護の重要性を再確認するとともに、時代の流れに合わせた改革の必要性を感じました。私たちの生活や働き方は常に変化しており、それに対応するためには柔軟な発想が求められます。今回の経験を通じて、私自身も多くのことを学びました。
皆さんも、職場や生活の中で「これって本当に必要?」と感じることがあれば、ぜひ提案してみてください。意外なところから大きな改革が生まれるかもしれませんよ。
小さな会社の小さな出来事ではありますが、ビビりでもこんなことやってやりました。
では今回はこの辺で。
読んでいただきありがとうございました!
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