私の仕事は機械を作る製造業という「モノづくり」です
正直楽しいです!色々と社内的な問題はありますが製造業の中で技術職に就けているのはよかったと思っています。
またありがたいことに少しだけ昇格し部下を持つ立場にもなり、今更ながら「リーダー研修会」なるものを受ける機会がありました。内容は基本的でどこかで聞いたことのあるような内容だったのですが、やっぱり「基本が大事」だと思ったので少しまとめてみようと思います。
モノづくりに既に関わっている人、今後関わりたい人
モノづくりの基本を知りたい、作業性を上げたい、生産性を上げたいなど
何か参考になれば幸いです
5ゲン主義
- 現場へ行って
- 現物を見て
- 現実を知る
- 原理
- 原則に従い対処する
従来から3現という考えはあったところに、それでは不十分だとし2つの原(原理・原則)を加えることにより5ゲン主義の考え方が重要としたのが古畑氏です。
なぜ、不十分なのか?
「自然界の物事は常に必ず原理・原則に基づいている」
原理とは、〇〇の原理など解明されている根本的な理論のことであり。
原則とは、ルールや規則など守るべきこと。
この2つの原と3つの現が伴って初めて、「原因と対策」が出来るということ
物事には必ず因果関係があり、従って大事なことは「原因を正確に捉えること」である。そのためには「その現物の現場での動きについての原理・原則をまず知る(体得)こと」が「5ゲン主義者としての最低の資格条件である」と考える。
こうした考え方に基づいて、「5ゲン主義で仕事をしなさい」という主張となる。
岐阜聖徳学園大学 伊藤賢次氏 「3現主義」と「5ゲン主義」より抜粋
私の場合は製造業あるあるかもしれませんが、
設計さんに問い合わせしたとき…
もしもしーとよです、お疲れっす
この部品だと2mmくらい干渉しますね。
削ってもいいんですけど設計的には問題ないですか?
お疲れー
あ、ごめーん。。。そうやね、当たるね
問題ないわ削っといて よろしく~
こういうやりとりは日々ほんとに多いのですが実際、現場へ来られる設計さんとそうでない方がいます。(気分転換に来られる方もいらっしゃいます、それはそれでグッド👍)
問い合わせ内容の濃さにもよると思いますが、やはり実際に見ていただきたい!最近はせめてこっちから出来る対策としてスマホで該当箇所を撮影し写真送ってから電話したりしてます。
また少し違うかもしれませんが私自身は若手に指導する際には、「やってみて~」ではなく「現場・現物・現実」にやって見せて、「原理・原則」でこういう理由があるんだよと、合わせて説明したうえで実践させることを心掛けています。
S1・Q↑・D→・M↑・C↓
コナン君の暗号に出て来そうな、謎の文字ですが、これもまた「モノづくり」における基本です。
一つずつ説明すると、
- S1(safety)/安全第一
- Q↑(Quality)/品質を上げる
- D→(Delivery)/納期を守る
- M↑(Moral)/やる気を上げる
- C↓(Cost)/コストを下げる
この1~5の順番も大事になります
いくつか解説をすると、
D→
納期を守るということは確かに大事です。というよりも納期を設けておくことが大事なのかなとも思います。
納期や期限を設けていないと、ダラダラと始められないのは誰でも経験のあることだと思います。しっかり時間を決めて時間を大事にしたいですね。
また納期に間に合うようにとはよく言いますが、早すぎても、遅すぎてもよくありません。しっかり計画を立てて守りたいですね。
M↑
今回の研修では「やる気は気分で変わる」と仰っていました。
個人のやる気が上がれば生産性が1.6倍に上がり、企業がやる気になればその2乗で2.56倍になるというデータだか、論じている方がいるとかなんとか。
確かにやる気というのは目に見えないものですし、個人の気分次第だとは思うのですがやる気っていうのは「やれば上がる」これが私の考えです
何かを始めようと思う時、スタートができないから出来ないだけであって始めれば段々調子に乗ってくる。それを周りから見るとやる気があるように見えているだけでその状態に持っていくには「やればいいだけ」だと思います。
また行動経済学では「現在バイアス」や「時間的選好」という考えがあります。
こういったこともあるので何かを始めるときは「やる気を上げようと思わず」に目の前の誘惑に負けずに「ただ行動すればいい」と思います。
次回「ミスとムダ」に続く
僅か30分の研修だったのですがまとめようとすると長くなってしまいました。今回はここまでにしたいと思います。
本当に基本のキとはこのことだと思います
次回は「ミスとムダ」についてです
そのミス。どうやったら防げるのか?3つのムダとは!?
では、今回は以上です。ありがとうございました!
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