私の趣味でよく読んでいる「心理学系」の本やネットでまとめた記事がジワリジワリと人気を集めてきているので、続編を作ってみました。※以前の記事も興味があればあわせてどうぞ
【LIFE】面白い・ためになる心理学・行動経済学用語 50選
今回は40選!前回のものとかぶっている内容もありますが、心理学に興味を持ってもらえたり・悩み解決の糸口・すこしでも心が落ち着いたり・気が楽になれば幸いです。また雑学としてもおもしろく興味深い内容になっていると思います。
やっぱ「心理学」っておもしろいな!
- はじめに
- ①フットインザドア⇆ドアインザフェイス
- ②原因の誤帰属
- ③逆吊橋効果
- ④エピジェネティクス
- ⑤自己肯定感
- ⑥黄昏時効果
- ⑦ロミオとジュリエット効果
- ⑧誤前提暗示
- ⑨サウンド・バイト
- ⑩左回りの法則
- ⑪色彩調節
- ⑫BGMの心理効果
- ⑬類似性の法則
- ⑭ノンバーバルコミュニケーション
- ⑮アイアクセシング・キュー
- ⑯利得最大の原理
- ⑰公平性の原理
- ⑱返報性の原理
- ⑲一貫性の原理
- ⑳声の心理術
- ㉑男女別褒める心理術
- ㉒オウム返し(ペーシング)
- ㉓イエス・バット法
- ㉔ランチョン・テクニック
- ㉕ピーターの法則#1(概要編)
- ㉖ピーターの法則#2(創造的無能編)
- ㉗ピーターの法則#3(対策編)
- ㉘ブーメラン効果
- ㉙エンハンシング効果
- ㉚ウソを見抜く
- ㉛リンゲルマン効果
- ㉜ホーソーン効果
- ㉝アロンソン不貞の法則
- ㉞相補性の原理
- ㉞スリーパー効果
- ㉟ハーディング効果
- ㊱セルフハーディング
- ㊲ヤーキーズ・ドッドソンの法則
- ㊳ラポールの形成
- ㊴ボッサードの法則
- ㊵ジャムの法則
- おわりに
はじめに
これからご紹介する心理学用語は「絶対ではない!」ということ、そして管理人は関連本を読んだり、ネットで調べて得た情報をまとめている「心理学っておもしろいな!」って思っているだけの人なので専門家ではないということも、ご承知の上で楽しんでいただければ幸いです。
まず始めに心理学とは科学的な方法で人の心の仕組みを理解しようとする学問です
そのために心をいくつかの要素にわけて(知覚、思考、感情など)それぞれの要素においての行動を観察していき、その性質を明らかにしていきます簡単に言うと様々な実験や統計によって、そのパターンを明らかにしていく学問と言えるます。
なので、数学などの学問のように絶対のものではないですが
「そういうパターンが多い」
「こうなる傾向にある」
という曖昧な学問ともいえるかもしれませんね
人の心はそれだけ絶対ではないと言う事かもしれません
※一部抜粋【LIFE】面白い・ためになる心理学・行動経済学用語 50選より
①フットインザドア⇆ドアインザフェイス
①-1フット・イン・ザ・ドア
大きな要求を承諾させるために、まずは相手に小さな要求を承諾してもらうと、のちの大きな要求にも承諾しやすい。徐々に相手の警戒心を解いていき、要求を承諾させるという悪徳商法に用いられることもあるテクニックなので要注意です。
①-2ドア・イン・ザ・フェイス
フット・イン・ザ・ドアとは逆に最初に大きな要求をし、拒否をさせ「それがダメならこっちで」と小さな要求(元々達成したい要求)を達成すること。相手は拒否したことにより、後ろめたさがあり承諾してしまいがち。これも訪問販売や悪徳商法に利用されるテクニックですので、要注意です!
②原因の誤帰属
科学的には気分の高揚やドキドキを本来の原因以外のものに間違って帰属させてしまうことがある※吊り橋効果など
③逆吊橋効果
「吊り橋効果」は有名な効果ですが、ドキドキを不快なものと誤解して魅力的ではない(好みでない)異性をさらに魅力的でないと思うようになること
「吊り橋効果」はある程度の魅力や好意があった方が効果がある心理学効果です。そうでない場合は逆効果もあるということです。
でも私は二人が同じドキドキしたという経験を共有するという意味では、少なからず関係が発展することもあるのかな~と、思いますが。どうでしょ?
④エピジェネティクス
経験の世代間伝達。DNAを介さない経験の伝達が起こりうると言う考え。
これすごいことじゃないですか?親の経験がDNAを介さずとも伝達するってことなので、まずはこんな実験があります。マウスに香りをかがせた後に電気ショックを与えたら親は香りだけで怯えるようになった。その親を見ていたら、香りだけで子供も怯えるようになった。これはわかる。(親のトラウマ体験は子にも伝わる可能性があるがDNAを書き換えるとは言えないという考え。例:サバに当たった親のサバ恐怖症は子供にも伝わる可能性がある)
ただし怯える親を見ていなくても、その経験が子に伝わることがあるという実験結果があるというのです。同様の実験で怯える親を見ずとも、子供は香りを避ける傾向にあったということです。
親の経験が子供にも影響すると考えると、よく見受けるのが残念ながら親から子への「虐待」ですね。親が虐待経験を受けたことがあるとその子供にも虐待してしまう…これは負の連鎖ですが、逆の可能性もあると考えると人生を深めるいい経験・新たな事を挑戦したり見聞きする経験・目的に向かい勉強し努力する経験。こういった自分の人生を魅力的にする経験ももしかすると世代を超えて子に伝わるかもしれません。なにはともあれ魅力ある人生にしたいですね。
⑤自己肯定感
自己評価・ありのままの自分をどのくらい肯定できるか。
美人・イケメンは高い傾向にある。そして幸福度も高く、自信があり、他人に寛容、攻撃性も低く、抑うつ状態や不安状態にもなりにくいと言われています。
ただし美人は性的被害にあう可能性もあるので一概にハッピーという訳ではないという研究結果もあります。
ともあれ、見た目に自信がないからといって投げやりにならず、ひとつでも肯定するところを見つける、または見つける努力をするのみです。自己肯定感を上げる方法としては、鏡に向かってポジティブな言葉を自分にかける※科学的根拠はなしですが。
生きてるだけで丸儲け。
そしてあなたを必要としている人はきっとたくさんいます、腐らず・怠けず 自分を認めてあげよう。
⑥黄昏時効果
人の思考や判断能力は朝起きてから時間の経過により低下すること。このことを利用し昼間よりも疲労が蓄積して暗い時間を狙ってヒトラーは演説していたと言われています。
⑦ロミオとジュリエット効果
ある目的達成のために、障害が多ければ多いほどそれを乗り越えようと努力すること。主に恋愛関係の問題に用いられる。
そんな燃え上がるような恋愛してみたいですな~
⑧誤前提暗示
二者択一の問いかけにおいて、極端な選択肢を与えあたかもそれ以外の選択肢がないかのように思わせる心理テクニック。
「100か0か」
「やるかやらないか」
選択肢を出されると「それしかない」と思わされる事があります。そんなことはないはず!落ち着いてよく考えてみましょう。
⑨サウンド・バイト
「音でかみ付く」という意味ですが、単純ながら響きがよく残りやすいフレーズを繰り返し使うことで聞き手側に残りやすく、またそのフレーズがSNSやニュース、メディアにも取り上げやすく、そして更に広がりやすいという特徴がある。
流行語大賞になるフレーズって結局そういうことなのかな?ポジティブな言葉なら、なおのこと広がるといいですね。
私の好きなフレーズは「そだねー」(2018年平昌五輪カーリング女子)
⑩左回りの法則
スーパーなどの導線で用いられる。人間は心臓が左側にあるので左回りは空間を気持ちよく感じやすく、右回りは不安を感じる。
これは私はピンとこなかったのですがマーケティングの視点から考えると「右利きの人が多いので左手にカゴを持ち右手で商品を入れる」と考えると左回り(反時計回り)の導線で設計した方が良いと考えられているそうです。
左利きの私としては、こっちの方がまだピンとくるかな。
⑪色彩調節
人間は「色」からも様々な影響をうけることがあるという考えから、それを利用したテクニックのこと。
スーパーなどの入口付近に色鮮やかな生鮮品がよく並べられているのはこれを利用したテクニックと考えられます。また赤やオレンジなどの暖色系はポジティブに、青や緑などの寒色系は冷静なイメージを与えると言われてます。
飲み屋街の「赤提灯(あかちょうちん)」や、ファミレス・ファストフード店のロゴや看板なども赤・黄色などの暖色系がよく使われています。これは「赤」が食欲を刺激するからとも言われています。
色の効果は色々ですな
⑫BGMの心理効果
早いテンポのBGMを流すと人は活動的になり、ゆったりしたテンポの曲を流すとリラックスした気分になるという効果。
スーパーなどでは、早い曲を流すと人の流れがよくなり、レストランなどではゆったりした曲を流すことで滞在時間が長くなり注文数が増えたという実験結果があるそうです。
BGMは私も効果的に使いたいテクニックですが、「ながら勉強」は効果的ではないそうです。音楽や動画を流して「ながら勉強」をされている方もいるかと思うのですが
実は脳はそこまで処理しきれないらしく、好きな音楽を聞くのであれば勉強前がおススメです。
⑬類似性の法則
普通のサラリーマンや主婦を起用し、商品をPRするCMを見たことがありますか?健康食品や健康グッズなどによく見られるような気がします。これにより一般人という親密感を感じさせることにより、商品を手に取ってもらいやすくするという効果もあります。
確かにそうかもしれませんが、逆に商品を安っぽく見せてしまう効果もあるような気がします。だから実際はド素人ではなくて「普通のサラリーマンや主婦に見えるタレントさん」が起用されているのかもしれないですね。
そうすると今度は安っぽくて嘘っぽくなるような気が…
マーケティングって難しいですな
⑭ノンバーバルコミュニケーション
非言語的コミュニケーションのこと。非言語的とは「しぐさ」や「表情」のことです、相手の目の動き。腕のしぐさ。距離の取り方などにも人は無意識に感情をしぐさ・表情に表しています。そういった言語以外の反応を見ることで相手の本心を見抜けるかもしれませんね。
私が最近よく見ているのは相手の「目」です。
昔から「目は口ほどにものをいう」と言いますね。
⑮アイアクセシング・キュー
神経言語プログラミング(NLP)という学説によると、目の前で起きた出来事に対し、何らかの思考により反応を示すときに視線の方向が決まっているという考え方です。
私が最近よく相手と話しているときに見ているのは、相手の「目」の動きです。具体的には、
「右上か左上か」
何かを思い出そうとするとき視線は「上」に向き、そして経験から思い出そうとするとき視線は「(自分からみて)右に」、イメージから考えているときは「(自分からみて)左に」向くと言われています。
簡単に言うと、本当のことを思い出しているならば視線は「右上」に、嘘をつこうとしていると「左上」に向くということです
ただし、相手によって方向が逆になったり反応しなかったりすることもあるのでしばらく雑談をしながら視線を観察し、本心を聞くときに参考にするといいでしょう
あくまで参考程度にね
女性の目を見て話すのは日本人男性は苦手と言われていますが、伝えたいことがあるなら目を見て話すのがいいですよ。
⑯利得最大の原理
行動する時に得になることを選択して行動すること。プロスペクト理論にもあるように、人は「損失回避性」を選択します。ということは逆もまたしかりですね、得な方を選択する。それが人間の欲求であり、真理なのかもしれません。
⑰公平性の原理
人が集団の中で生きていくには「利得最大の原理」は自分勝手で独りよがりになってしまいます。そこに公平性は存在しないのです。なので、社会集団の中では「公平さ」が必要であり重要です。
「独占禁止法」があるのはこのためですね。
⑱返報性の原理
ひとりが独占して利益を得る状況になると、人は「罪悪感」や「心苦しさ」を感じるようになるそうです。これを「心理的負債」と呼びます。そしてお返しをしたいと思うようになる。これを「返報性の原理」といいます。
以前「オモうまい店」がいい番組だなと思う話もしましたが、まさにこのことかと改めて思います。
「赤字だよ」
「利益ないよ」
とは、言っているけどすごく楽しそう、嬉しそうに料理を提供する店主たちの顔は皆どこかやさしさに溢れていると感じます。
そしてそれは周囲の人をも巻き込んでいる、いいっすね~
⑲一貫性の原理
一度挑戦すると決めたことはすぐに諦めずに「一貫性のある行動をとろうとする」心理原則。すぐに諦めてしまうと周りに意思の弱い人だと思われたり、また自尊心も傷ついてしまうから。
適正なリスクを判断することが出来なかったり、自己評価がうまく出来ていない、自己肯定感が低いと引くに引けない状態になってしまいがちです。
すぐやめて次に進めばいいんじゃない?
無理だったら出来る内容に変えればいいんじゃない?
やめたとしてもいい判断が出来た!と思えばいいんじゃない?
あれ?だめ?
⑳声の心理術
声の出し方にも心理的効果があると言われています。女性にとって低い男性の声は魅力的に感じることがあり、ゆっくりとささやくように話すと親密度が増すと言われています。
声のスピードを相手によって使い分ける場合は、相手の年齢が重要になります。
人は年齢を重ねると「時間が経つのが早く感じる」ものです。ジャネーの法則では「人生のある時期に感じる時間の長さは年齢の逆数に比例する」という考え方を唱えています。
話すスピードは10代から20代に話すときよりも50代以上の方と話すときはゆっくりと話すといいと言われています。
なんとなく私の印象ですが「頭の回転の速い人」って、早口になりがちな気がします。色んな知識や経験が豊富で次々に色んなことが浮かんでくるんだと思います。そして「頭のいい人」は、相手のレベルに合わせて誰にでも分かるように説明してくれるような気がします。
㉑男女別褒める心理術
褒められるのは誰しも悪い気はしないですよね「褒めて伸ばす」というのは正しいと思います。ですが、どこを褒めるのがいいのでしょうか?
男性と女性とでは、褒められ方によって受ける印象が違うといいます。
男性の場合は「能力を褒める」
女性の場合は「過程を褒める」のがいいと言われています。
男性は闘争本能があるので「勝ち取ってきたこと」や「能力が高くて今の地位がある」というプライドを褒められると喜ぶと言われています。
一方女性は、その昔は家庭を守ることが重要な仕事とされてきました。そのためコツコツと積み上げてきた過程やそのプロセスを褒められることが喜ばれると言われています。ただ褒めるのではなく共感して、同意してあげることも喜ばれると言われます。更に女性は男性よりも複雑で「違う角度から褒める」「内面を褒める」と言ったことにも喜びを感じやすく、毎日よく観察して違いを見付けてあげると効果的ということですね。
「男って単純ね」って言われるのは「結果が全て」という分かりやすいことに喜びを感じるからなのかもしれませんね。
一方、女心はむずかしいー!
㉒オウム返し(ペーシング)
相手の話をそのワード、スピード、抑揚を真似しながら繰り返すことで相手に親近感を抱かせて「ちゃんと聞いていますよ」という印象をあたえるテクニック。
簡単なテクニックに思えますが使い方を間違えると、「真似してるだけ」になってしまうので気を付けましょう。時折あいづちや、感嘆のセリフ「へー」や「そうなんですか!」とかを交えるのも忘れずに。
㉓イエス・バット法
相手に反論するときに使うテクニック。一度は相手の意見を受け入れて、同調の姿勢を見せておいてから、こちらの主張を始めるという方法です。
「なるほど」「そのとおりですね」「わかります」など、相手を安心させるフレーズを先に持ってくることが大事です。
人は元々安心したい生き物なので、安心してもらったうえでこちらの主張をしてみましょう。
㉔ランチョン・テクニック
飲食をともにして会話・商談を行うといい結果になりやすいというテクニック。
人はおいしい食事をしながら会話すると否定的になりづらいという傾向があるそうです。
プライベートであれば、親しい友人や家族との食事時間は大事にしたいですね。
でも私は仕事では商談はともかく昼食時間はひとりでゆっくりと過ごしたい派です。パワーナップ(仮眠)もしたいし自分の時間をこれ以上仕事で取られたくないので。そういえば「社長と昼食会」っていう謎の会が以前あったなあ。すぐなくなったけど。
「時間は皆に平等で、有限」
㉕ピーターの法則#1(概要編)
「能力主義・成果主義の組織内では、自らの能力の限界まで出世すると、そのポジションで能力を無能化していく。そして、いずれ組織全体が無能な人材集団と化してしまうというものです」
つまりある会社の社員が出世し課長職に就いたとし、課長としては適格な仕事がこなせず(能力の限界)、その能力を無能化してしまう、そして課長に留まり続ける。課長の中から更に昇進した人がいたとしても上のポジションで同様のことが起こり、結局は各ポジションに無能な人間が留まり続けて、いずれ会社全体が無能な人間の集まりになる。
そして限界を達していない人たちによって、会社は機能し続ける。
こわ~でも思い当たるわ~
非常に興味深いです
㉖ピーターの法則#2(創造的無能編)
ピーターの法則を逆手にとって昇進を固辞し、今の地位に居続けたとするとその人はクリエイティブに仕事はできるかもしれませんが「自らを無能」と認めることにもなるので、非常にメンタルに響きます。これを「創造的無能」と言います。
どきー!ものすごく思い当たるんですけどー!
㉗ピーターの法則#3(対策編)
ではピーターの法則に陥ってしまった場合、また起こさないためにはどうすればいいのか?対策としては3つが考えられます。
なるほど!
なお、「ピーターの法則」についてはコチラのサイトを参照させていただきました。ありがとうございました。今回ご紹介した内容以外にも「個人で出来る対策について」も紹介されています。興味のある方はどうぞ。
参照:カオナビ人事用語集 「ピーターの法則とは?」詳細はこちらから
㉘ブーメラン効果
相手を説得しようとすればするほど、反発してしまうこと。(逆効果)
相手が説得する側に圧力を感じていたり、何も分かっていないと感じるときに起こるとされています。
確かにあるな
「お前に言われたくない!」って思う事。そして子どもには思われてるんだろうな、パパはがんばってるつもりなんだけどなあ(涙)
㉙エンハンシング効果
報酬や賞賛などによる「外発的動機づけ」によって、「内発的動機づけ」(自らが楽しい、面白い、もっとやってみたい)が高まること。やる気が出る、モチベが上がるということ。
私は「やる気は環境と行動で起こるもの」と思っています。
エンハンシング効果は、まさに外発的動機づけ(周りの環境)と、内発的動機づけ(自らの行動)により、やる気を高めているということなのだと思います。
やる気は気持ちの問題ではないと思います、やろうと思っていてもやる気は出ないということです。環境を整えて行動しましょう!
㉚ウソを見抜く
人がウソをつくときに、よくする行動をいくつか紹介します
- 視線がおよぐ
- まばたきが増える
- 手で顔・髪・首などを触る
- 息があらくなる
- 汗ばむ
- 言い間違える
- 余計なことを言う
- 同じことを繰り返し言う
- 手を隠す(後ろに回したり、ポケットにいれたり)
- 口を隠す
どうですか?ウソをつくときだけではなく、後ろめたさを感じていたり・断りたいと思っていたり・否定的な時・早く切り上げたいときなどの、あまり楽しくないときにもこんな行動をしているような気がします。
㉛リンゲルマン効果
集団での共同作業の際に、集団人数が増えると怠けものが出てくる・手抜きをするということ。「社会的怠惰」「フリーライダー現象」などともいわれます。
働きアリの中でも働かないアリが20%はいると言われてますからね。人間社会も同じなのかな?10人いたら2人ぐらいは手抜きしてるような気がする。
㉜ホーソーン効果
注目されることによって能力を発揮すること。
元は生産性の上がらない工場で「生産性をあげるためには環境をどうすべきか」という実験のために賃金を上げたり、照明を明るくするなど職場環境を整えたりしても効果が出なかったが、その実験が「ハーバード大学が行っている」「わたしたちは選ばれている」と注目されていると意識したことで、生産性があがったという面白いエピソードにより結果が出ています。
アメリカの実験対象となった工場名がその名前の由来になっているそうです。
㉝アロンソン不貞の法則
親しい人よりも関係の浅い人から褒められた方が嬉しいと感じる事。
新しい職場や環境になったときに「初めまして」の「初頭効果」も大事ですが、相手を褒めるとより印象がよくなりそうですね。※初頭効果…人や物の第一印象が残りやすい事。
㉞相補性の原理
相手の足りない部分をお互いに補い合う関係性のこと。自分の足りない部分を相手で補おうとすることから起こるとされる。
まあ、補う内容によってかなあ
真逆の考え方という可能性もあるからなあ
貯金派で節約・片付けの出来ない妻と
投資して節約・片付け好きな私ではソリが合わないというかなんというか
…多くは語るまい、楽しく生きましょう。
カクレクマノミとイソギンチャクの「共生」っていう、関係にも似ているような気がしますね。
㉞スリーパー効果
信用できない情報源からの情報であっても、時間が経つにつれ情報源への不信感が薄れ、情報の信頼性が高まっていくこと。
ある情報を信用できない人から聞いたとして、情報は頭に残るが時間が経つと「誰から聞いたか」は忘れてしまいがちになり、その情報が真実だと思ってしまうということです。情報源の不信感が眠ってしまうということから「スリーパー効果」と言われています。
よくありますね~「って、誰かが言ってた」みたいなこと。
セットで覚えておかないとダメなんだな
いつ・誰が・何と言ったか。
つねにメモメモ。
㉟ハーディング効果
周りの人と同じ行動をとって安心感を得ようとすること。(同調効果)
周りの人と違うことをしていると不安になりますね、日本人は特にそうかもしれません。「サクラ」を使ったマーケティングもこの心理戦略です、気を付けましょう。
ちなみに「サクラ」漢字で「偽客」と書きますがこれは当て字です。サクラの語源は、江戸時代の芝居小屋で歌舞伎をタダで見せてもらえる代わりに役者に声をかける見物人役がおり、場を盛り上げてさっと消えることから、桜の性質になぞらえて「サクラ」と呼ぶようになったと言われている※諸説あり。
㊱セルフハーディング
過去の自分の行動を正しいと思い、同じ行動を続けること。自己ハーディングとも呼ばれる。
これをうまく利用すれば習慣化になるってことか!まずは行動して経験することが習慣化の第一歩です。それが楽しかったり、実績となったり、工夫したくなったらあとは続けるだけです。
㊲ヤーキーズ・ドッドソンの法則
適度な緊張(ストレス)がパフォーマンスを最大に高めてくれること。
図をみてもらうと分かるように「パフォーマンス」と「緊張(ストレス)」が逆U字曲線型の関係にあることを示しています。
アスリートが自分を追い込んでトレーニングしたり、試技の前に観客を盛り上げたりするのもこの効果を狙っているのだと思います。
また学習においては、自習のみではなく、自習と小テストを繰り返すと学習効果や記憶の定着にも効果的であると言われています。【①自習→②小テスト(自作なら尚良し)→①に戻る】小テストで緊張(ストレス)を与えるということですね。
ストレスというとネガティブなイメージしかないですが、人間には必要なものです。うまく付き合って自分の能力を最大限に引き出しましょう
㊳ラポールの形成
信頼している間柄、打ち解けた関係、または信頼を得る方法のこと。「ラポール」はフランス語で「架け橋」を意味します。
ラポールの形成をする方法のひとつとして、
「相手の話を聞く」
人は話を聞いてくれることを嬉しく思い、その人を信頼しやすいものです。まずは話を聞いて信頼関係を築きましょう。
㊴ボッサードの法則
物理的距離が近いほど、心理的距離も近づくという法則。
近くに住んでいる(物理的距離)程、結婚しやすい(心理的距離)ということ。
ボッサードという心理学者が5000組の婚約したカップルに統計をとったところ33%のカップルが近所(5マイル以内/約8km以内)だったという結果から。
あなたの運命の人は意外とすぐ近くにいるかもしれませんよ!
㊵ジャムの法則
選択肢が多すぎると、選べなくなってしまう心理現象のこと。
心理学で有名な実験で6種類のジャムを並べた時と24種類のジャムを並べた時では立ち止まって興味を示してくれたのは、6種類(40%)よりも24種類のジャム(60%)の時だったが結果的に購入したくれたのは6種類のジャム(30%)を並べたときだった。24種類のジャムの購入率は3%と10分の1だった。
物珍しさで人を集めるのには種類が多い方がいいということで、買ってもらうのであれば選択肢は減らした方がいいということですかね。
某有名衣料品メーカーは夏・冬に多色のシャツなどを発表して展開していることがありますが、もしかするとその商品を売るためではなく「人集め」が目的なのかもしれないですね。
おわりに
最近、PV数を稼いでいくれている(読んでくれた方ありがとうございます!)記事の続編と言う形で私なりにまとめた「心理学」についての記事でした。
心理学・行動経済学・脳科学などの分野、そして単純に「〇〇効果・〇〇現象・〇〇の法則」みたいなことがおもしろい!と思ったことから、本を読み漁ったり、ネットで調べたことがほとんどです。でもやっぱり人の心は読めないです。でも、それがいいのかもしれません。
今後も気になる「心理学用語」をまとめたり、もう少し深掘りした内容もアップしていこうと思っています。
何かの参考になったのであれば幸いです、ありがとうございました!
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