どこの職場にもいると言われる「働かないおじさん」
私の職場にもいます。
再雇用になって、いっそ磨きがかかっています。
現役のときから、
- 20分おきに手を洗いにいく
- 立ち仕事メインの現場内で一人椅子に座って仕事している
- 「夜は目が見えない」とイミフな言い訳で出張を断る
- 楽な仕事をして、面倒な仕事を他人押し付ける
- 重要な仕事のノウハウを教えない
- 雑談が多い
・・・など。
いっそのこと週3勤務とか、時短とかにしてしまえばいいのに古株なのでそれなりに培った知識はあるようでその現場の同僚は「いなくなったら困るんです!」と言っていました。
そんなもんかねえ
でも「それは仕事か?」ってのをやめさせたい。
具体的に言うと、
おじさんの日課になっているのが、ダンボールで届く精密部品に同梱されている緩衝材(エアーキャップ)をカッターで潰すという作業
一般によく見かける「エアーキャップ」(いわゆるプチプチ)よりも粒が大きく粒1つが直径3cmくらいある緩衝材が同梱されているのですが、そのシートの大きさは幅50cm×長さ2mほど(結構長いです)
おじさんはこれを椅子に座ってカッターで1列ずつ潰して小さく丸めて捨てるということをしています。
1回あたり10~15分程度。多い時で1日2~3回。
他の仕事できるだろ?
その意味があるのか分からない作業を仕事してる横でやられるのが不愉快。
シャッ、プチプチプチー!シャッ、プチプチ-!っという音も不愉快
直接的にやめろとは言えないビビりは動きました。
その1.上司に報告
現場内の人も不愉快に思っているので、まずは上司に相談。
「あれ、意味ないですよね?やめさせて下さい」
「・・ああ、あれね」
で、言ってもらったところ・・・
おじさん
「俺の仕事だ、俺の生活どうしてくれるんだ」
みたいなことを言い出しました。
つまり変わり者なんですね、だからみんな関わりたくないのです。
こりゃダメだ
その2.業者に聞いてみる
もしかするとプチプチ潰してコンパクトに廃棄した方がいい可能性もあるので、産廃業者に問い合わせました。
「エアーキャップを潰す必要はありますか?御社の収集車や、処理施設になんらかの不具合があったりしますか?その他何か問題はありますか?」
「事業ゴミとして出される場合、「潰す必要はありません」弊社施設にも問題はありません。ただし一般ゴミの場合は分かりかねますので環境センターにお問い合わせ下さい。」
との回答を頂きました。
「よし!」
すぐさま環境センターにも問い合わせ
「一般ゴミとしてエアーキャップを出される場合は、潰していただいた方が回収効率が悪くなる(1回で済むところが2回になるかもしれない)かもしれないので極力潰していただきたくお願いいたします。ただし事業ゴミの場合は産廃業者にお問い合わせ下さい。」
との回答を得ました。
よしよし!(産廃業者には既に聞いているからな!)
これで証拠は揃った(にやり)
直属の上司からの忠告は聞かなかったので、さらに上の常務に報告。
今までの話を説明し、
「常務は経営者側の人間ですよね?今の話を聞いてもあの仕事(プチプチ潰し)にお金を払う価値があるか一度見ていただきたい。そのうえでこれはやってもらう仕事だと思われるならば私はもう何もいいませんので、お願いします。」
わかった
それから数日・・・数週間が過ぎても見に来る気配なし・・・
お忙しいようで・・・
その3.元から絶つ
上司に相談しても動いてくれないので、ビビりはその人脈を生かし更なる行動を開始しました。
まずは、潰している緩衝材を何かに使えないかと考えました。
はっ!出荷作業で緩衝材て使ってるやん!そのまま使ってもらえないだろうか?
ということで、出荷作業者に相談。
「いいよ~そこ置いててくれれば使うよ~」
「ありがとうございます!」
次にダンボールに入っているプチプチシートを箱から取り出して出荷担当に渡す方法としては、購入品管理者に相談。
「いいよ~おじさんとこ持ってく前にプチプチは出して、出荷に渡しておくよ~」
「ありがとうございます!」
これで元から絶ってやることに成功。
人脈って大事ね。
後日、
おじさん
「あれ?これ緩衝材(プチプチ)入ってないね?中古?」
「いや、出荷作業で緩衝材として使うので先に抜いたんですよ」
おじさん
「ふーん」
というやりとりがあったそうです。
とりあえず成功かな。
あとはしばらく様子見です、波風立てずにおじさんを少し懲らしめてやりました。
ちゃんと働け!
おわりに
しばらく様子見にはなりますが、どこの会社にも数人はいると言われている「働かないおじさん」
彼らの一番の問題点は働かないことにより生産性が下がることよりも、現職者のモチベが下がることが大きいと思います。
再雇用者は給与が極端に下がるとは思いますが、だから仕事をしなくていいという理由にはなりません。それを承諾した上での再雇用だろ?ましてや現職者のやる気を削ぐとは何事かと思います。
年金受給開始の65歳までのらりくらりとやり過ごしてやろうという魂胆が見え見えです。
再雇用の制度もこれでいいのかなと疑問に思います。
60歳を超えて働きたい人がいるのは結構なことですし、現役と変わらない意欲で仕事してくれる人はともかくとして【働かないおじさん】までも雇用する必要はないでしょう。それを民間企業に押し付ける制度はいかがなものかと思います。
将来のことはわかりませんが、ビビりは60歳でスパッと辞めるべく資産形成もコツコツとやっております。あくまで予定ですがっ!
今回は以上です、ありがとうございました!
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